358TV日誌、12月9日金曜日。紡ぐ話と頭の中。スーツの着こなしとラペルピン。
358TV日誌、12月9日金曜日
朝
病院、首の痺れ強し。目が回って病院で倒れそうになる。不覚。いつものようにポケットには文庫本、ではなく今日は新書。今回選んだのは森村誠一さん。
小説を紡ぐ手法などが詰まった一冊。新勢力に対する戒めが描いてあり、プロット構成に付いて描いてあり、技術に付いて描いてあり。素人物書きにとっての様々な指針をくれる一冊。実に興味深く読ませて貰った。
先日から、358の頭の中では、ふとその事を文字にした途端に頭から湧き出る様々な物語が止まらない。次から次へと吹き出てくる。
ふかえりの「空中さなぎ」のような、次々に湧いてくる情報を、天吾の様に自ら紡ぐ。指針がない以上、技法を知ることは大切である。どう転ぶかわからないが私小説が「空中さなぎ」である。
病院帰り、そのまま体調持ち直しスーツを一着作りに行く。
グレーのスーツには青いストライプのシャツ、紺色のネクタイという定番の型がよく似合う。
2017年のスタイルはクラシコ復帰とは言われるが、ダブダブのパンツは358の好みではない。ジャストフィットこそ正解。今のところ。
遊び心は大切。
特にラペルピンは自由な発想が素敵である。胸元左側がガラ空きの皆は今すぐに何とかすることを考えることを勧める。
これらを購入。
ラペルピン、という単語になれないとは思うが、要するにバッチみたいなもので、之がまた奥深い。
こういう遊び心は忘れるべきではない。何の制限もない。オリコンチャートを追えなくなってしまったオジサン化を避ける為にも、鮮度は高くいたいものである。
昼以降
三割ではあるが蕎麦を啜る。蕎麦湯が恋しい。卵を一つ落とし、山芋を擦る。贅沢な昼食。そのまま作業に入り様々熟す。ひとつ難しい案件があり、委ねる。上手い落とし所が見つかったようだ。
夜
チャンポンと青椒肉絲を美味しく頂戴する。土日が絡むのもありビールは缶で2つ。が、午前中に起こった目眩が尾を引いている。眠気は薄いのだが布団に潜り込む。と同時にドーピングが悪い方に向いている。全身を貫く倦怠感に苛まれる。癌性の疼痛に効く薬というのは、本当に苦しいものである。投薬を始めて本当によく分かる。小林麻央さんもブログでも触れていたが、患部に効くというのとは違う、全身を思い切り貫く倦怠感から全てを投げ出したくなる感覚に襲われる。耐性を作るのにも苦労したが、今度は効き目の反作用がキツい。
さて
土日を迎える。今日は朝からロードバイクでポタリングを洒落込もうと思ったのだが、この状態でのポタリングは厳しいと判断。残念無念。
毎日。
失い、発見する。発見して、失う。また探して、発見する。
「自転車って、ゴールがないじゃないですか」という言葉を思い出した。その通り。山登りと同じ。ゴールは無いが目標がある。目標があるから一歩前に出ようという気持ちが湧いてくるのは確か。
毎日、鮮度高い生活を贈りたい。理由は無いけれど、そうありたい。だから自転車に跨るのかも知れないなぁ。
今日はここまで。とりとめのない日誌にご容赦頂きたい。
これが今358からとめどなく湧き出る物語の反動。次から次へと湧き出て止まらないのである。
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