鈴鹿エンデューロ、そしてポタリングのすすめ。
本日は鈴鹿8耐エンデューロの開催日です。出場されている皆さん、あいにくの雨ですが、どうぞ頑張っていただきたい!
8時間走り続けるって言うことがどういうことなのか、すごくわかります。僕もいずれその場に立ちたいと思っている一人です。凄いッ!
さてさて
大きく話は変わって、我が稲沢国府宮自転車倶楽部の話へと。
稲沢国府宮自転車倶楽部には、とても優秀な「ナベさん」という参謀がおります。
彼の凄いところは、とにかく話題性に事欠かないこと、即ち、話の引き出しがとても多く、どの引き出しを開けても中にはいろんな事象がギュッと詰まっており、知らないネタを振ったりすると、そこには新品のスポンジが登場し、大いなる力で予習復習をしてくれ、次のタイミングではシッカリとついて来てくれます。
僕らが行う、通称夜練であるのんびりポタリングの時にナベさんが居てくれると、普段10キロで終了するところが20キロ、30キロ、さらに40キロと気持ちの良い距離とカロリー消費を約束してくれるのです。
夜練にしろ、138〜犬山ポタリングにしろ、練習を含めて共に走れて話せる仲間、これは新しい趣味にロードバイクを選択した皆さんには大変に重要なことだと思っております。
もちろんこれは僕ら初心者の話で、
すでに達観されたロードバイク乗りの皆さんですと、ひとりで琵琶湖まで行って、さらに160キロかけて一周して、おみやげ積んで帰っている、という荒業や
二ノ瀬峠で「今、何二ノ瀬?」などという新しい単位を作成したり
長良川クリテで表彰状を受け取ったり出来るのですが、
そのレベルに達していない我々には、まずは習慣として何とか根付かせるところが一番重要。その為のポタリング相手は今のところ僕にとっては必須なのです。
が、
ここで逆説的にひとりポタリングの話です。
ひとりでロードバイクに跨って、走って帰ってくる。
僕の場合で言うと、今年のGW明けにバイク対車の超大事故を起こしました。
相手は車に守られており無傷でしたが、僕自身はとめどない数の骨折、そして補強されてサイボーグ化、さらに全身打撲、それは僕の右肺を潰すレベルでした。
事故から半年経とうとも、体と神経のバランスが合致していないのを実感する毎日。
そんな時の体の回復具合を図る、精神バランスが安定しているのを確認するのにひとりポタリングを行うのも、僕にとっては重要な生活バランスのひとつになっています。ちょこちょこと走ってるだけなのですが。
さてさて
そんなひとりポタリングの時に考えること。
一周数キロのリーフウォーク稲沢外周を利用すると、いろんなことをあえて考えることが可能です。
「どうだ右膝?」
「ややや!足の甲がちょっとピンチか?」
「首ヘルニアにはこの角度が限界か?」
「随分腰に負担が来始めてるな?無理は禁物」
などなど。一周するごとにいろんな体のパーツに語りかけられます。
その行為が一通り終わると、まさに無心。
「なんでこんなに走っているのか?」
「サイクリングは精神を安定させている」
「そもそもサイクリングとは?」
「運動とは?」
「生きるとは?」
「無心」
簡単にいうと、こういう風に心の中の意識が流れて行きます。まさに般若心経。かんじざいぼさつぎょうしんはんにゃはらみた。
「どこ吹く風」という言葉がありますが、まさに心は「どこ吹く風」。
正解であり不正解であり、成功であり間違いであり。
これは僕ら初心者でも、上級者でもあまり変わらないんじゃないでしょうか?
練習中であろうと、レース中であろうと、今まさに鈴鹿エンデューロを駆け抜けている皆さんも、半分はそれこそ「無心」「からっぽ」で走るのでは?なんていうことを勝手に想像しています。
そんなことを考えながら
ひとりポタリングも時には自分、そしてあなたの精神衛生に極めて功奏してくれることでしょう。
でもやっぱ、結局はたくさん仲間がいる方が楽しいんですけどね(´∀`*)